公文式学習を考える。

公文式 錦町教室 ちえこ先生

2017年03月10日 22:02



こんにちは

公文式錦町教室です。

3月は、別れの季節と言われます。

錦町教室でも、3月までで、卒業して行く生徒さんが 何人かいます。

ほんとに、もう会う事も無いかと思うと寂しい気持ちで一杯になります。


中学1年のS君も 教室を離れる一人です。


昨日は、F教材の四則演算の学習でした。

もう中学生だからと、Gの中学教材を学習していたのですが、

何度、繰り返しやっても 忘れてしまうので、ミスばかりでした。

その原因は、F教材の複雑な問題でも 間違えないように慎重に計算しようとする姿勢を付けていない事だと、

本人と話し、
もう一度、F教材をやり直す事にしたのでした。

F教材の学習をしっかりと学習し直す事で、
G教材以降の数学に必要な力を身につけられる

と思いました。


一度やっている所なので、計算の順番も ちゃんとわかり、

同じ数の 掛け算や割り算は、工夫して計算する事がしっかり出来ました。

「お陰で、やっとわかった」

自分の力で、やれた事が 自信になった様に感じました。



お母様から、公文を止めると言われた時は、

今の状態では、多分、どこの塾に行っても大変だと思う事を伝え、

1ヶ月の間に、S君の学習状況を整えるお約束をしたのでした。


昨日は、S君自身が
自分の力でやりきって学習出来て、

本当に、よかった

スタッフの先生と共に、喜びました。



公文式で、一人ひとりの個人別の学習が出来る事。

そして、分からない時は、戻って復習が出来る事。

それは、その子自身が自ら学び、自信になり、

「また やろう」
という意欲を持てる事。



お別れは、辛いけれど、きっと 公文式を忘れずに

また勉強を頑張ってくれると信じて送り出したいと思います。


春の夕暮れ時。

もうすぐ お別れだと思う寂しさが、重なりました。