空豆くんのベッド
昨日の教室での事です。
一年生のMくんが、
「疲れたー、疲れたー、疲れたー」と 連呼し 大泣きして教室に来ました。
お母さんは、帰って少し休んでから また来ようか、 とか
宿題交換にして、帰ろうか、と 宥めても泣き止まずのMくんでした。
泣いていても、帰りたがらないMくんに
まず、出来る事からやって貰いました。
お家でやった宿題を出す。
持って帰る宿題を鞄に入れる。
泣いていても、いつも通りに、そして、暫く 様子を見て いました。
少しして、
「僕の声が、大きいって みんなが 小さい声で 言うんだ。
僕の事、ポテトサラダって言う、僕となんにも関係無いのに。」
「みんなが Mくんの事 そんな風に言うの 仲間外れにされたみたいに 思うんだね」
うなずく Mくん。
ちょうど その話しを聞いていた 6年生のCさんが、「私 お掃除に行くから、Mくん 知ってる」
「よかった。Cさん、もし、Mくんが困っていたら 助けてあげてね。 」
回りにいた 子供達にも、助けてあげて欲しいと 伝えました。
その後、Mくんは、
いつも通り、英語の音読をやり始め、算数の計算プリント5枚をやり、国語のテストまでもやって、帰りました。
何事もなかったかの様に
公文のお姉さんやお兄さんの存在が Mくんには きっと、心強かったと思います。
教室は、縦割り社会だと思います。
そして、子供達は 子供達の中で 育てられ学ぶ事も有ると思います。
空豆くんのベッドみたいに
確かな安全基地が
子供達の心の中に必要だと思います。